押谷村(読み)おすだにむら

日本歴史地名大系 「押谷村」の解説

押谷村
おすだにむら

[現在地名]物部村押谷

仙頭せんどう村の北、槙山まきやま川沿いにあり、ほぼ北流してきた川が当村域で槙山川に流れ込む。「土佐州郡志」には「本村・佐岡・川口小峰槙尾村、惣曰押谷」とある。永徳三年(一三八三)一一月一〇日付の岡内家文書に「小曾谷兵衛」という人名がみえ、文明二年(一四七〇)の専当家文書(「山風土記」所収)に「押谷」とみえる。大忍おおさと庄槙山郷に属し、天正一六年(一五八八)の大忍庄地検帳によると地高一町九反だが、石内いしうち槙尾まきおの入組分を合せると約二町二反余で、うち田分四反三〇代、畠分三反四〇代。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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