日本歴史地名大系 「物部村」の解説
物部村
ものべむら
- 京都府:綾部市
- 物部村
地名の初見は貞観一一年(八六九)の「物部簀掃神」(三代実録)の記事で、古代の物部郷(和名抄)の地であるが、中世にも荘園化した形跡はなく、寛正二年(一四六一)の何鹿郡所領注文(安国寺文書)に「物部郷」として郡内でただ一つ郷名を残している。
物部村
ものべむら
物部村
ものべむら
- 高知県:香美郡
- 物部村
香美郡の北東部、物部川上流の
物部村
ものべむら
- 高知県:南国市
- 物部村
物部川下流右岸にある農村。東は
「続日本紀」和銅七年(七一四)五月二七日条に「土左国人物部毛虫一産三子、賜穀斛并乳母」とあり、物部を名乗る人物の存在が知られる。「日本後紀」延暦二四年(八〇五)五月一〇日条にみえる香美郡少領物部鏡連家主は当地に住したという説もある(南路志)。「和名抄」所載の香美郡物部郷は当村を中心とする地に比定され、中世には物部庄となった。
物部村
もののべむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報