抽気タービン(読み)チュウキタービン

デジタル大辞泉 「抽気タービン」の意味・読み・例文・類語

ちゅうき‐タービン〔チウキ‐〕【抽気タービン】

蒸気タービンで、膨張中の蒸気一部を取り出して、乾燥用・作業用とする方式のもの。

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精選版 日本国語大辞典 「抽気タービン」の意味・読み・例文・類語

ちゅうき‐タービンチウキ‥【抽気タービン】

  1. 〘 名詞 〙 ( タービンは[英語] turbine ) 蒸気タービンで、膨張中の蒸気の一部を取り出して、乾燥用・作業用とする方式のもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「抽気タービン」の意味・わかりやすい解説

抽気タービン
ちゅうきタービン
extraction turbine

蒸気タービンの途中から蒸気を一部抽出して,これによりボイラへ供給する給水を予熱したり,作業用に利用したりするタービン。目的に応じて抽気位置および数は種々である。

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世界大百科事典(旧版)内の抽気タービンの言及

【蒸気原動所】より

…工場で必要な電力量と作業用蒸気量の比率の変動に対する順応性を高めるため,図4-bのような系統とすることもある。aの形式を背圧タービン,bを抽気タービンという。このような熱併給蒸気原動所では,発電専用の場合に比べて安価に電力を得ることができる。…

※「抽気タービン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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