拗らす(読み)コジラス

デジタル大辞泉 「拗らす」の意味・読み・例文・類語

こじら・す【×拗らす】

[動サ五(四)]拗らせる」に同じ。「話し合いを―・す」「風邪を―・して肺炎になる」
[動サ下二]こじらせる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「拗らす」の意味・読み・例文・類語

こじら・す【拗】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
    1. 物事をもつれさせる。めんどうにする。また、心をひねくれさせる。ねじけさせる。
      1. [初出の実例]「はきはきした事の好きな私がこんなに意地をこぢらしたり」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)
    2. 病気をなおしそこねる。病気を悪くして長びかせる。
      1. [初出の実例]「『到頭こぢらして了った』笹村は痩細った手を眺めながら、憤(じ)れったさうに呟いた」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉七三)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙こじらせる(拗)

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