拘禁二法案(読み)こうきんにほうあん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「拘禁二法案」の意味・わかりやすい解説

拘禁二法案
こうきんにほうあん

監獄法を改正する刑事施設法案 (法務省作成) と,警察留置場での勾留者の処遇を定める留置施設法案 (警察庁作成) の2つをいう。ともに日本弁護士連合会中心とした強い反対にあい,1982年の初上程後も 87年,91年と不成立のままに終っている。焦点となっている代用監獄 (警察留置場) 制度について日弁連は,冤罪につながるものであり 2000年限りで廃止するよう求め,代用監獄廃止要綱案を発表した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android