招請・召請(読み)しょうじょう

精選版 日本国語大辞典 「招請・召請」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じょう セウジャウ【招請・召請】

〘名〙 (「しょうしょう」とも) =しょうせい(招請)
談義本・地獄楽日記(1755)二「今日熱湯皇子招請(セウジャウ)とて、座敷の隈々違棚、床の間掛物までも気を付け」
読本椿説弓張月(1807‐11)続「みづから起(たっ)高坐(たかみくら)のほとりに招請(セウセウ)し」

しょう‐せい セウ‥【招請・召請】

〘名〙 まねいて来させること。まねき迎えること。しょうじょう。
※太上法皇御受戒記後附‐(正治元年(1199))笠置寺重申状「触興福寺、招請六人之碩学
※美術真説(1882)〈フェノロサ緒言〈龍池会〉「氏を上野公園内教育博物館の観書室に招請し」 〔魏志‐張範伝〕

ちょう‐しょう テウシャウ【招請・召請】

〘名〙 (「ちょう」は「召」の漢音) 招待すること。しょうせい。
雑談集(1305)九「卯明観念等更に疑ひ思ふべからず召請(テウシャウ)撥遣等也」

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