拷器(読み)ゴウキ

デジタル大辞泉 「拷器」の意味・読み・例文・類語

ごう‐き〔ガウ‐〕【拷器】

拷問用の器具
犯人しもとにて打つ時は―によせて結ひつくるなり」〈徒然・二〇四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「拷器」の意味・読み・例文・類語

ごう‐きガウ‥【拷器】

  1. 〘 名詞 〙 拷問に用いる道具、器具。拷問のために罪人をしばりつける設備道具。責め具。責め道具。
    1. [初出の実例]「為拷件人拷器、其儀去版南一許丈立之」(出典西宮記(969頃)二一)
    2. 「犯人(ぼんにん)を笞(しもと)にてうつ時は、拷器によせて結ひつくるなり」(出典:徒然草(1331頃)二〇四)

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