精選版 日本国語大辞典 「拾読」の意味・読み・例文・類語 ひろい‐よみひろひ‥【拾読】 〘 名詞 〙① 文字を一字ずつぽつりぽつりと読むこと。また、文中の読める文字だけを読むこと。[初出の実例]「いろはがなのひろいよみができるばかりにて」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉八)② 文章全体を通読しないで、重要な部分や気の向いた部分だけを選び出して読むこと。[初出の実例]「新聞を拾読(ヒロヒヨミ)してゐたお政は」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例