持久(読み)ジキュウ

デジタル大辞泉 「持久」の意味・読み・例文・類語

じ‐きゅう〔ヂキウ〕【持久】

[名](スル)長時間もちこたえること。
「成るべく戦を避けて―し」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「持久」の意味・読み・例文・類語

じ‐きゅうヂキウ【持久】

  1. 〘 名詞 〙 長時間持ちこたえること。そのままの形で変化しないこと。
    1. [初出の実例]「屯営を周備にし、号令を煩涜にして、すぎて持久の計をすれば」(出典:駿台雑話(1732)四)
    2. 「成るべく戦を避けて持久し」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    3. [その他の文献]〔東方朔‐答客難〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「持久」の読み・字形・画数・意味

【持久】じきゆう(ぢきう)

長くもちこたえる。久しく対峙する。〔戦国策、楚一〕兵如(し)かざるは、與(とも)に戰ひを挑(いど)むこと勿(なか)れ。粟(ぞく)(兵糧)如かざるは、與に久しきを持すること勿れ。

字通「持」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android