持合(読み)もちあわせ

精選版 日本国語大辞典 「持合」の意味・読み・例文・類語

もち‐あわせ‥あはせ【持合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 現に持っているもの。ちょうどその時、所持しているもの。
    1. [初出の実例]「けふはふと雲間を踏はづいて此所へ落たに依って、何も持合が無い」(出典:虎寛本狂言・神鳴(室町末‐近世初))
  3. 現在所持している金銭所持金
    1. [初出の実例]「いづれも歴々さま方持合がござりませふば、すこしの露をうたしゃりませふ」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)鄙)
  4. 今、ちょうど手にしている杯。→持ち合わせる
    1. [初出の実例]「持ち合せだから、憚りながら一つ献(あ)げるよ」(出典人情本娘太平記操早引(1837‐39)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む