指行性(読み)シコウセイ(その他表記)digitigrade

翻訳|digitigrade

デジタル大辞泉 「指行性」の意味・読み・例文・類語

しこう‐せい〔シカウ‐〕【指行性/×趾行性】

哺乳類の歩行の形式の一。指骨部だけを地面につけて歩く型。犬・猫などにみられる。

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精選版 日本国語大辞典 「指行性」の意味・読み・例文・類語

しこう‐せいシカウ‥【指行性・趾行性】

  1. 〘 名詞 〙 哺乳類の歩行法の一つ。指だけを地につけて歩く歩き方。イヌネコなどに見られる。蹠行性蹄行性に対していう。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「指行性」の意味・わかりやすい解説

指行性
しこうせい
digitigrade

哺乳(ほにゅう)類の歩行様式の一つ。前後肢の指骨部の下面を地面につけ、中手部および中足部をあげて歩く方法である。食肉類のイヌ科、ネコ科、ハイエナ科に属するものや、トビネズミなど草原の生活に適しているものが、この方法を用いる。これらは前後肢は、膝(ひざ)、かかと、および中足骨と指骨の間の3か所で曲がるため、蹠行性(しょこうせい)のものより歩幅を広くできる。そのため、速く走ることができ、より進化した歩き方である。

[吉行瑞子]

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