挨拶は時の氏神(読み)アイサツハトキノウジガミ

デジタル大辞泉 「挨拶は時の氏神」の意味・読み・例文・類語

挨拶あいさつとき氏神うじがみ

争いごとが起きた時、その仲裁をしてくれる人は氏神様のようにありがたいのだから、その調停には従うべきであること。仲裁は時の氏神。

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精選版 日本国語大辞典 「挨拶は時の氏神」の意味・読み・例文・類語

あいさつ【挨拶】 は 時(とき)の氏神(うじがみ)

  1. 争いの際のとりなし、仲裁は、氏神が現われたように、ありがたく、好都合なものだから、その仲裁に従うのがよいということ。
    1. [初出の実例]「挨拶は時の氏神とやらお前も旦那もお腹立もござりませうが、わしが詞もちっとは立て」(出典:歌舞伎・上総綿小紋単地(1865)三幕)

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ことわざを知る辞典 「挨拶は時の氏神」の解説

挨拶は時の氏神

もめごとや争いが起きたときに仲裁し取りなしてくれる人が出てきたら、氏神が現れたようにありがたい。機を逸すると容易なことでは収拾できなくなるから、多少の不満はあってもその仲裁に従うのがよい。

[解説] 「挨拶」は仲裁や取りなしの意で、このことわざを踏まえて、折よく仲裁を買って出てくれた人のことを「時の氏神」といいます。

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