(読み)ケン

精選版 日本国語大辞典 「捲」の意味・読み・例文・類語

めくり【捲】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「めくる(捲)」の連用形の名詞化 )
  2. めくること。また、そのもの。
  3. めくりふだ(捲札)」「めくりばくち(捲博打)」の略。
    1. [初出の実例]「早くしまふたら、めくりをうとふ」(出典:洒落本・辰巳之園(1770))
  4. 油紙のこと。
    1. [初出の実例]「古傘(ふるぼね)の油紙(メクリ)」(出典随筆・牟芸古雅志(1826)跋)
  5. 寄席などで、観客に知らせるために演題演者を書いた紙。
    1. [初出の実例]「上手に演題と演者を知らせるめくりがあって」(出典:巷談本牧亭(1964)〈安藤鶴夫〉会いろいろ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android