捲土重来(読み)ケンドチョウライ

デジタル大辞泉の解説

けんど‐ちょうらい【×捲土重来】

杜牧「題烏江亭」の「巻土重来未(いま)だ知る可からず」から》物事に一度失敗した者が、非常な勢いで盛り返すこと。けんどじゅうらい。「捲土重来を期する」

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とっさの日本語便利帳の解説

捲土重来

捲土は人馬が土を巻き上げること。敗戦の後、ひと度は去って勢力を回復して、再び攻め返すこと。

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大辞林 第三版の解説

けんどちょうらい【捲土重来】

〔「けんどじゅうらい」とも。杜牧「題烏江亭」中の「捲土重来未知」より〕
一度敗れたものが、再び勢力をもりかえして攻めてくること。一度失敗したものが非常な意気込みでやり直すこと。 「 -を期す」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

捲土重来
けんどじゅうらい

一度戦いに負けた者が、勢いを盛り返して、ふたたび攻めてくること。「けんどちょうらい」とも読む。「土」は土煙をあげるほどの激しい勢い、ようすをいう。転じて「捲土重来を期す」などといって、一度失敗した者が猛烈な意気込みでふたたびやり直すことをいう。中国、唐の詩人杜牧(とぼく)が秦(しん)末の武将項羽の自害を悼んだ詩「烏江亭(うこうてい)に題するの詩」に、「勝敗は兵家期すべからず、羞(しゅう)を包み恥を忍ぶ是(これ)男児、江東の子弟才俊多し、捲土重来未(いま)だ知るべからず」とある。[田所義行]

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精選版 日本国語大辞典の解説

けんど‐じゅうらい ‥ヂュウライ【捲土重来】

〘名〙 (「じゅう」は「重」の慣用音) =けんどちょうらい(捲土重来)
※相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉常陸山、梅ヶ谷時代の壮観「常陸山も五日目〈略〉二度目の敗を取り、是又発奮して捲土重来(ケンドヂウライ)を策してゐる」

けんど‐ちょうらい【捲土重来】

〘名〙 (「ちょう」は「重」の漢音。「捲土」は土煙をまき上げること。勢いのものすごいさま) 一度失敗した者が、再び勢力を盛り返して来ること。一度負けた者が勢力を盛り返して攻め寄せること。けんどじゅうらい。
※馬骨人言を難ず(1901)〈登張竹風〉「而して後ち捲土重来の勢を以てニイチェの塁に迫り来れ」 〔杜牧‐題烏江亭〕

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