精選版 日本国語大辞典 「掏摸・掏児」の意味・読み・例文・類語
すり【掏摸・掏児】
〘名〙 (動詞「する(掏)」の連用形の名詞化) 盗人。特に往来、車中などで、人ごみにまぎれたりすれちがいざまに、他人の懐中などから気づかれないように財布、貴重品などを抜き取ったり切り取ったりすること。また、そのようなことをする盗人。巾着切り。とうぼ。ちぼ。
※言経卿記‐文祿三年(1594)八月二四日「正午天晴、盗人すり十人、又一人者釜にて煮らる」
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