化学辞典 第2版 「接触分析」の解説
接触分析
セッショクブンセキ
catalytic analysis
接触反応を利用する微量,あるいは超微量分析.接触分析による到達可能な定量感度は 10-6~10-7 μg,あるいは 10-8~10-10 M(1 M = 1 mol dm-3)といわれる.接触分析は反応の種類によって,
(1)酸化還元反応を主反応とするもの,
(2)分解,置換,加水分解などの反応を主反応とするもの,
に区別される.前者の例としては各種の有機化合物や塩化物イオン,ヨウ化物イオン,亜ヒ酸イオンの定量があり,後者には Al3+,Zn2+,Ca2+ などの定量例がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報