推重(読み)スイチョウ

デジタル大辞泉 「推重」の意味・読み・例文・類語

すい‐ちょう【推重】

[名](スル)尊び重んじること。
俳諧師として―されるのも嬉しい」〈虚子俳諧師

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精選版 日本国語大辞典 「推重」の意味・読み・例文・類語

すい‐ちょう【推重】

  1. 〘 名詞 〙 すぐれたものとして、とうとび重んずること。推尊
    1. [初出の実例]「先識有為の士は勿論一時好奇の徒、皆江川等を推重し」(出典:文明東漸史(1884)〈藤田茂吉〉内篇)
    2. 「小説其物の価値を認めたわけでなくて作家の人物を推重(スヰチョウ)したのである」(出典:嚼氷冷語(1899)〈内田魯庵〉)
    3. [その他の文献]〔宋書‐賈恩伝〕

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普及版 字通 「推重」の読み・字形・画数・意味

【推重】すいちよう

尊敬する。〔世説新語、軽詆〕王太尉(衍)、眉子(王玄)に問ふ、汝が叔(王澄)は名士なるに、何を以て相ひ推重せざると。眉子曰く、何ぞ名士にして、語することらんやと。

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