掻き消す(読み)カキケス

デジタル大辞泉 「掻き消す」の意味・読み・例文・類語

かき‐け・す【×掻き消す】

[動サ五(四)]
すっかり消す。「爆音話し声も―・されてしまう」
跡形もなく見えなくする。「人ごみの中に―・すように見えなくなった」
[類語]消す消去する消却する消除する消散する払拭ふっしょくするぬぐい去る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻き消す」の意味・読み・例文・類語

かき‐け・す【掻消】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 ( 「かき」は接頭語 ) なくならせる。消滅させる。かきけつ。かいけつ。かいけす。
    1. [初出の実例]「化物は掻消(カキケス)様に失せ」(出典太平記(14C後)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android