跡形(読み)アトカタ

デジタル大辞泉 「跡形」の意味・読み・例文・類語

あと‐かた【跡形】

もと何かがあった証拠として残っているしるし形跡痕跡こんせき
[類語]痕跡形跡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「跡形」の意味・読み・例文・類語

あと‐かた【跡形】

  1. 〘 名詞 〙 (何かが)あったというしるし。あとに残ったしるしや形、証拠、印象など。形跡。痕跡(こんせき)。→あとかた(も)無い
    1. [初出の実例]「ここにそれがいたと云あとかたはあれども」(出典:玉塵抄(1563)四)
    2. 「面貌(かほだち)見識ってゐればゐるほど、浮びにくくて、其印象(アトカタ)が判然しない」(出典:めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android