提供精子を用いた人工授精

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提供精子を用いた人工授精(AID)

無精子症などのため子どもができない夫婦に、第三者から提供された精子を用いて人工授精を試みる医療。慶応大病院で1949年に最初赤ちゃん誕生、これまでに国内で1万人以上が生まれたとされる。日本産科婦人科学会集計によると、2020年には12医療機関で計2010件実施された。提供者の氏名などの情報にアクセスする仕組みはないが、近年、この医療で生まれた人たちが「遺伝的ルーツを知りたい」と声を上げ、出自を知る権利重要性が認知されるようになった。

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