揚げ羽蝶(読み)あげはちょう

精選版 日本国語大辞典 「揚げ羽蝶」の意味・読み・例文・類語

あげは‐ちょう‥テフ【揚羽蝶・鳳蝶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. アゲハチョウ科チョウ類の総称アゲハの他にキアゲハクロアゲハカラスアゲハなど、一般に大形で後ろばねに尾状突起のあるものが多い。《 季語・春‐夏 》
    1. [初出の実例]「さしかざす小傘に紅き揚羽蝶(アゲハテフ)小褄とる手に雪ちりかかる」(出典:みだれ髪(1901)〈与謝野晶子舞姫)
  3. アゲハチョウ科のチョウの一種。各地に普通に見られる。はねの開張八~一二センチメートル内外。はねは淡黄色に黒いすじと斑点があり、ふちは黒く、黄色紋が並ぶ。後ろばねには細い尾状の突起がある。和名アゲハ。なみあげは。
  4. あげはのちょう(揚羽蝶)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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