損色(読み)そんじき

精選版 日本国語大辞典 「損色」の意味・読み・例文・類語

そん‐じき【損色】

  1. 〘 名詞 〙そしき(損色)
    1. [初出の実例]「参院、奉謁左府、仰申遣使注法華寺損色依請、参内中宮」(出典:権記‐長保二年(1000)八月二一日)
    2. 「修理して給はらんと申されたりければ〈略〉先づ損色をとらせつかはしければ」(出典:十訓抄(1252)七)

そ‐しき【損色・麁色】

  1. 〘 名詞 〙 建物破損箇所図面、また、その修理見積書。そんじき。
    1. [初出の実例]「搯巻の綱に信濃皮むき千束入るべしと、番匠麁色(ソシキ)を出せり」(出典太平記(14C後)三六)

そん‐しょく【損色】

  1. 〘 名詞 〙そしき(損色)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む