搾め木(読み)しめぎ

精選版 日本国語大辞典 「搾め木」の意味・読み・例文・類語

しめ‐ぎ【搾木・締木】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物を強く押しつける道具。特に、菜種などの植物の種子を二枚の板の間に入れて押しつけ、油をしぼり取るもの。また、桶屋などが槌でたたいてたがを締めるのに使う木片。責め木。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「尋ねて来ませ宗鑑が庵 油屋のしめ木の音をしるべにて〈未学〉」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)上)
  3. 機織(はたおり)の際、織られた布地を千巻(ちまき)に巻き取る時に用いる棒。
    1. [初出の実例]「座頭はかたを衣うつ也〈似春〉 糸かせてしめ木わかぬる秋の風〈春澄〉」(出典:俳諧・江戸十歌仙(1678)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む