摩頂(読み)まちょう

精選版 日本国語大辞典 「摩頂」の意味・読み・例文・類語

ま‐ちょう‥チャウ【摩頂】

  1. 〘 名詞 〙 仏語仏菩薩などが授記、付属などのために頭をなでること。転じて、頭をさすって愛撫すること。また、寵愛している人。
    1. [初出の実例]「憑祖母之摩頂、慰弟子之断腸」(出典菅家文草(900頃)一二・為清和女御源氏外祖母多治氏七々日追福願文)
    2. [その他の文献]〔八十華厳経‐三五〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「摩頂」の読み・字形・画数・意味

【摩頂】まちよう(ちやう)

頭からすりへらす。〔孟子、尽心上〕子は愛す。頂(いただき)をして踵(かかと)に放(いた)るも、天下を利するときは、之れを爲す。

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