撫子貝(読み)なでしこがい

精選版 日本国語大辞典 「撫子貝」の意味・読み・例文・類語

なでしこ‐がい‥がひ【撫子貝】

  1. 〘 名詞 〙 イタヤガイ科の二枚貝。房総半島以南の潮間帯から水深二〇メートルまでの岩礁足糸で付着する。殻高約四センチメートルの扇形で、殻頂の前にある三角形の前耳突起が大きい。殻表には多数の細い放射肋が走り、黄・赤・褐色などの変化があり、黒褐色斑がある。
    1. [初出の実例]「ちしほしむなでしこがひもしく色はやまとからにもあらじとぞする〈よみ人しらず〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)二七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「撫子貝」の解説

撫子貝 (ナデシコガイ)

学名Chlamys irregularis
動物。イタヤガイ科の二枚貝

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android