撮み食う(読み)つまみくう

精選版 日本国語大辞典 「撮み食う」の意味・読み・例文・類語

つまみ‐く・う‥くふ【撮食・摘食】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「つまみぐう」とも )
  2. 食物を箸などを用いないで指先でつまんで食べる。また、盗み食いをする。
    1. [初出の実例]「さる所に茗荷のさしみありけるを、お児(ちご)是をつまみくいけるを」(出典咄本・軽口露がはなし(1691)三)
  3. 一時的に好きになった、配偶者以外の異性情交を結ぶ。
    1. [初出の実例]「うぬを摘(ツマ)み喰(グ)ったのも、臍繰(へそく)り金を引出さうと思ったのだ」(出典:歌舞伎・侠客五雁金(1794)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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