擦れ違う(読み)スレチガウ

デジタル大辞泉 「擦れ違う」の意味・読み・例文・類語

すれ‐ちが・う〔‐ちがふ〕【擦れ違う】

[動ワ五(ハ四)]
触れ合うほど近くを反対方向に通りすぎる。「列車が―・う」
時間位置などがずれて、会えるはずが会えないままになる。「彼とは―・ってばかりいる」
議論などで、論点がかみあわない状態になる。「話が―・って結論が出ない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「擦れ違う」の意味・読み・例文・類語

すれ‐ちが・う‥ちがふ【擦違・摩違】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 互いに触れ合うほど近くを、それぞれ反対方向に通り過ぎる。また、ちょっとのことで行き違いになる。すりちがう。
    1. [初出の実例]「すれ違ふたるまがい道夫者(それしゃ)と見へる本田わげ」(出典浄瑠璃伽羅先代萩(1785)一)
    2. 「かやうな麁相がなくば、おたがひにすれ違てもわかりませぬ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android