擬物法(読み)ギブツホウ

デジタル大辞泉 「擬物法」の意味・読み・例文・類語

ぎぶつ‐ほう〔‐ハフ〕【擬物法】

修辞法の一。人間を物になぞらえて表現する方法。「一座看板」「生き字引き」など。

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精選版 日本国語大辞典 「擬物法」の意味・読み・例文・類語

ぎぶつ‐ほう‥ハフ【擬物法】

  1. 〘 名詞 〙 修辞法の一つ。人間を無生物になぞらえていうこと。博識の人を「生き字引」という類。
    1. [初出の実例]「黒きを悪、白きを善と定めたるは擬物法(ギブツハフ)神髄を得たる傾城阿古屋が警句より脱化し来りたるものなり」(出典:初学小説心得(1890)〈斎藤緑雨〉序)

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