擺脱(読み)はいだつ

精選版 日本国語大辞典 「擺脱」の意味・読み・例文・類語

はい‐だつ【擺脱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「擺」は、ひらく・おしひらくの意 ) ひらいて中の物を除くこと。除き去ること。除去。また、脱し去ること。脱却
    1. [初出の実例]「若然則芒之刺与薤之本一時以擺脱」(出典:惺窩文集(1627頃)三)
    2. [その他の文献]〔韓偓‐送人棄官入道詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「擺脱」の読み・字形・画数・意味

【擺脱】はいだつ

ぬけ出る。〔宣和書譜、八、行書〕李、初め右軍(王羲之)の行法を學び、頓(とんざ)伏、に其の妙を得、復(ま)た乃ちを擺し、筆力一新す。李陽冰、之れを書中仙手と謂ふ。

字通「擺」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android