行法(読み)ぎょうほう

精選版 日本国語大辞典 「行法」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐ほう【行法】

〘名〙
[一] (ギャウハフ) 法律を執行すること。
※万国新話(1868)〈柳河春三編〉三「立法行法の二権は両王之を執りて」 〔史記‐斉悼恵王世家〕
[二] (ギャウホフ) (古くは「ぎょうぼう」) 仏語仏法を修行すること。また、その方法。特に密教修法をいう。
今昔(1120頃か)二八「身浄くて真言など吉く習て、懃に行法(ぎゃうぼふ)を修して有ければ」

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デジタル大辞泉 「行法」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐ほう【行法】

(ギャウハフ) 法律を執行すること。
(ギャウホフ) 《古くは「ぎょうぼう」》仏語。仏道を修行すること。また、その方法。特に、密教修法をいう。

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世界大百科事典(旧版)内の行法の言及

【修法】より

…密教の教理を実現するための実践方法の総称。修行法,行法ともいう。経典にもとづいて修法壇を設け,いろいろな仏を本尊として,供物をささげ,手に印を結び,口に真言を唱え,心に本尊を念ずる。…

※「行法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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