書中(読み)ショチュウ

デジタル大辞泉 「書中」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ちゅう【書中】

書籍文書手紙文の中。また、そこに書いてある文句。「書中の趣承知致しました」

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精選版 日本国語大辞典 「書中」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ちゅう【書中】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手紙書物など文字に書かれたものの中身
    1. [初出の実例]「百氏書中収夏部、諸家集裏閲秋詩」(出典田氏家集(892頃)上・早秋)
    2. 「看客もまた此意をもて此書中(ショチウ)人物を検査し」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉六)
  3. 転じて、手紙をいう。
    1. [初出の実例]「次、如御書中、北国御船之儀、旁々御取乱奉察候」(出典:松井康之宛利休書簡‐(天正一三年)(1585)七月八日)
    2. 「先(まづ)鎌田よりの書中を披(ひら)きよみて見るに」(出典:浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)一)

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