最新 地学事典 「攀枝花鉱山」の解説
パンジーフアこうざん
攀枝花鉱山
Panzhihua mine
中国四川省南端の渡口(Dukou)周辺にあるマグマ分化型チタン磁鉄鉱鉱床。長江上流金沙江に沿う渡口市は中国内陸部の重要な鉄・チタン・バナジンの生産基地。鉱床はアルカリ岩質斑れい岩の層状分化岩体中に存在し,主に磁鉄鉱・イルメナイトと若干の硫化鉱物からなり,磁鉄鉱には1%程度のV2O3が含まれる。斑れい岩のRb-Sr全岩年代は373±22Ma。四川省南部西昌(Xichang)~渡口にかけて南北に原生代末期~中生代後半の火成岩・変成岩が分布する地帯があり(攀西(Panxi)地域),太和(Taihe)・白馬(Baima)・紅格(Hongge)などヘルシニア期の閃長岩や層状斑れい岩体が貫入し,同種の鉱床を伴うが攀枝花以外はほとんど未開発。
執筆者:加納 隆
参照項目:パンシー地域
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

