攘災(読み)ジョウサイ

デジタル大辞泉 「攘災」の意味・読み・例文・類語

じょう‐さい〔ジヤウ‐〕【×攘災】

災いをはらいのけること。また、そのための祈祷。「攘災招福」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「攘災」の意味・読み・例文・類語

じょう‐さいジャウ‥【攘災】

  1. 〘 名詞 〙 わざわいを払いのけること。また、そのための祈祷。
    1. [初出の実例]「右攘灾招福、懸於仏法之威験、護国利民、縁於賢哲之祈祷」(出典:宝生院文書‐永延二年(988)一一月八日・尾張国郡司百姓等解)
    2. 「聊爾(りゃうじ)にも攘災(ジャウサイ)集福懇祈を専らにする大伽藍なるに」(出典太平記(14C後)四〇)
    3. [その他の文献]〔晉書‐郭瑛伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「攘災」の読み・字形・画数・意味

【攘災】じようさい

除災

字通「攘」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android