支布佐神社(読み)きふさじんじや

日本歴史地名大系 「支布佐神社」の解説

支布佐神社
きふさじんじや

[現在地名]安来市吉佐町

祭神天穂日命。旧郷社。「雲陽誌」には天津大明神とある。「出雲国風土記」意宇おう郡に支布佐社が二社載っており、「出雲国風土記鈔」に「支布佐社、同社、この二所は能義郡屋代郷吉佐村天津大明神、客大明神の両社是なり、按ずるに延喜式に屋代郷天穂日命神社とあるは即ち天津大明神の事なり」とある。「延喜式」神名帳の能義のぎ郡には一社のみ記載されるが、それが「天穂日命神社」で、仁寿元年(八五一)九月一六日に従五位下を授けられ(文徳実録)、天安元年(八五七)六月一九日には官社に列せられた(同書)中世動静は不明。寛永元年(一六二四)・同一六年の棟札があり、「雲陽誌」には「正保年中再興棟札あり、祭日九月九日なり、神前降臨の松あり、社頭に御笠の松あり」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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