改善型再開発(読み)かいぜんがたさいかいはつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「改善型再開発」の意味・わかりやすい解説

改善型再開発
かいぜんがたさいかいはつ

現状の改善に重きを置いた再開発事業の一つ。道路の拡張建築物の建て替えなどを中心に,段階的・継続的に改善や修復を積み重ねながら,地区全体の居住水準を向上させる。地区全体を一気に取り壊してさら地にし,新たなものに置き換えるスクラップ・アンド・ビルドに対置する方法といえる。大都市の住宅密集地や住工混在地といった居住環境上の問題が集積する地区においては,住民の生活の視点に立った手法による地域の特性実情に応じた環境づくりが望まれる。通常,事業が長期化するために,住民の理解と合意を得たうえでの住民参加型のものが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む