居住水準(読み)きょじゅうすいじゅん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「居住水準」の意味・わかりやすい解説

居住水準
きょじゅうすいじゅん

住い方の水準をいう。住宅の水準のみをいうのではなく,以下の諸側面を含む。すなわちこれをみる指標としては,住宅の種類 (持家,公営借家,民営借家,給与住宅) ,1戸当り面積,1人当り面積,1戸当り敷地面積,上下水道の有無,設備 (炊事流し,冷暖房給水便所浴槽などの有無および専用ないし共用) などが一般にいわれるものである。このほか,種々の耐久消費財の所有状況,電気・ガス使用量,環境 (日照時間,騒音大気汚染,周囲の緑化,ゴミ処理) などがあげられる。なお,建設省が住宅建設計画における質の指針として設けた広さに関する水準も,居住水準と呼ばれ,1986~90年の第5期建設計画では,国民の健全な住生活に必要な「最低居住水準」 (50m2) ,都心およびその周辺の共同住宅を想定した「都市型誘導居住水準」 (91m2) ,その他地域を想定した「一般型誘導居住水準」 (123m2) の3つに区分された。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「居住水準」の解説

きょじゅうすいじゅん【居住水準】

住環境面からみた生活水準。おもに住宅の広さで表され、日本住宅政策の具体的な達成目標とされる。1986(昭和61)年~1990(平成2)年に建設省(現国土交通省)が設定した最低居住水準は、単身者で25m2夫婦2人なら30m2、夫婦と子供2人なら50m2

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