改革派と守旧派

共同通信ニュース用語解説 「改革派と守旧派」の解説

改革派と守旧派

選挙制度改革を巡り、小選挙区制度の導入を目指す一群は「改革派」、中選挙区制を守ろうとする勢力は「守旧派」と呼ばれた。自民党竹下派の内紛で主導権を失った小沢一郎氏らは改革派を名乗り、梶山静六氏らを守旧派と区分けした。

語感から改革派が正義で、守旧派が悪であるかのような印象を与えたことは否めない。当時「竹下派支配」に対抗していた山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎各氏の「YKKトリオも守旧派と位置付けられた。その小泉氏が小選挙区比例代表並立制の下で首相として長期政権を築き、郵政民営化に反対する議員を「抵抗勢力」と呼んだことは歴史の皮肉である。

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