共同通信ニュース用語解説 「放射線の急性障害」の解説
放射線の急性障害
短時間に大量の放射線を浴び、細胞の新陳代謝ができなくなって起きる。細胞が再生されないため、通常なら新しい細胞に置き換わる2週間後から重症化する。1945年の原爆投下時、広島や長崎でも患者が急増し、同年末ごろまでに収束した。86年の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故や99年の茨城県東海村のJCO臨界事故でも死者が出た。戦後増えたがんなどの原爆症は、被爆の数年後から発症するため、急性障害に対し放射線の後障害と呼ばれる。
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