放射線防護施設

共同通信ニュース用語解説 「放射線防護施設」の解説

放射線防護施設

原発事故時、即時避難が難しい高齢者や障害者などの要配慮者が一時的に退避する施設。建物の気密性を向上し、気圧を高める陽圧化装置も導入するなど、放射性物質を含む外気の侵入を防ぐ放射線防護対策を講じ、屋外と比べて被ばく線量を9割以上減らせるとされる。原発から30キロ圏内の病院や社会福祉施設、学校などが指定されている。東京電力福島第1原発事故後、全国整備が進み、内閣府によると2024年10月時点で318施設がある。

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