政府演説(読み)せいふえんぜつ

知恵蔵 「政府演説」の解説

政府演説

政府演説通常国会冒頭首相施政方針演説、財務相の財政演説、外相の外交演説、経済財政担当相の経済演説が行われる。特別国会臨時国会では、首相の所信表明演説のみ、または政治状況によって他の閣僚演説が加わる場合がある。これに対して各会派は党首クラスを立てて質問し、国会論戦がスタートする。政府演説と各会派の代表質問は、特定法令に基づくものではなく、第2次世界大戦前からの慣例で行われてきた。

(星浩 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「政府演説」の意味・わかりやすい解説

政府演説
せいふえんぜつ
speech of administrative policies

日本の国会の冒頭に行われる国務大臣の演説。内閣総理大臣が行うものとしては,予算審議に際して行う政府の基本方針についての施政方針演説と,特定の政治課題についての所信表明演説とがあり,また財務大臣は財政演説を,経済財政政策担当大臣は経済演説を,外務大臣は外交演説を行う。これらは一括して政府四演説と呼ばれる。

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