政府研究開発投資(読み)せいふけんきゅうかいはつとうし

大学事典 「政府研究開発投資」の解説

政府研究開発投資
せいふけんきゅうかいはつとうし

任意の年度において政府が支出する科学技術研究のための経費を指す。「投資」といっても,企業会計上の投資とは関係ない。1992年(平成4)の科学技術会議第18号答申「新世紀に向けてとるべき科学技術の総合的基本方策について」,およびそれに基づいて同年閣議決定された科学技術政策大綱において,政府の研究開発投資額を早期に倍増することが決定されて以来,科学技術基本計画等の政策文書で用いられる概念地方公共団体における類似経費を含む場合もある。なお,この概念は予算制度等の明確な裏付けがある概念ではないが,「科学技術関係経費」にほぼ該当する。科学技術関係経費の対象となる予算の範囲は,科学技術基本計画の改定に伴って,それに適合するように見直される。また,科学技術関係経費のうち国立大学法人等の研究開発費は推計値である。国際比較においては,Government-financed Gross Domestic Expenditure on R&D(政府負担国内研究開発総支出額)が,政府研究開発投資の指標として用いられている。
著者: 小林信一

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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