故無い(読み)ユエナイ

デジタル大辞泉 「故無い」の意味・読み・例文・類語

ゆえ‐な・い〔ゆゑ‐〕【故無い】

[形][文]ゆゑな・し[ク]
何の理由もない。いわれがない。「―・い寂しさ」「―・くして咎めを受ける」
風情がない。趣がない。
大納言はむげに―・くは詠み給はじ」〈今昔・二四・三二〉
縁がない。ゆかりがない。
「―・き人の恵みをうけて」〈読・雨月浅茅が宿〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android