救世の菩薩(読み)くせのぼさつ

精選版 日本国語大辞典 「救世の菩薩」の意味・読み・例文・類語

くせ【救世】 の 菩薩(ぼさつ)

  1. 仏語。世の中の人々を救おうという誓いを立てた菩薩。主として観音菩薩のこと。
    1. [初出の実例]「我は救世(くせ)の菩薩(ぼさつ)也」(出典今昔物語集(1120頃か)一一)
    2. 「所は金剛不壊の石やま寺救世(クセ)のほさつ、水月の道場に座をしめ」(出典:浮世草子・好色破邪顕正(1687)中)
    3. [その他の文献]〔広大儀軌‐中〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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