救世(読み)くせ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

救世 ぐせい

くせ

救世 くせ

890-973 平安時代中期の僧。
寛平(かんぴょう)2年生まれ。京都の人。比叡(ひえい)山で出家。奈良興福寺の晴祐に性相(しょうぞう)学などを,石山寺淳祐(じゅんにゅう)に真言密教をまなび,仁和(にんな)寺の寛空(かんぐう)から伝法灌頂(かんじょう)をうける。高野山で魚山声明(しょうみょう)を復興した。東寺長者,高野山座主。天延元年死去。84歳。俗姓は源(みなもと)。字(あざな)は善集。

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大辞林 第三版の解説

きゅうせい【救世】

世の中の人々を救うこと。特に、宗教の力でこの世の苦しみから人々を救うこと。

くせ【救世】

〔「くぜ」 「ぐせ」 「ぐぜ」とも〕
〘仏〙
衆生しゆじようを苦悩から救うこと。
仏・菩薩の通称。
観世音菩薩のこと。

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精選版 日本国語大辞典の解説

きゅう‐せい キウ‥【救世】

〘名〙 この世の苦しみや不幸から人々を救うこと。→くせ
※東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉二「今常平社を百世の後に開くは〈略〉以て救世の一物と為すに足る」 〔荘子‐天下〕

く‐せ【救世】

〘名〙 (「くぜ」「ぐせ」「ぐぜ」とも) 仏語。仏が衆生を救済すること。世の中の人々の苦しみを救うこと。→きゅうせい
※面白半分(1917)〈宮武外骨〉仏像に小便をかける偽物屋「仮りにも救世(グセ)の尊像と唱へらるる仏体に」 〔大宝積経‐一八〕

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