教団選挙(読み)きょうだんせんきょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「教団選挙」の意味・わかりやすい解説

教団選挙
きょうだんせんきょ

宗教団体,とりわけ新宗教の各教団信者を動員して選挙に関与すること。戦後日本の宗教シーンをリードしてきた新宗教は,政治に対しても数百万の組織票をバックに政教分離の問題や諸政党との関係をめぐってさまざまな行動を起こしてきた。選挙については現在,教団をあげて教団がつくった政党の選挙を支える,教団が特定政党の外郭団体をつくる,単一の教団ないし連合組織が独自の政治部門や政治団体を持ち一定基準で推薦した候補を応援する,選挙にはかかわらないなど,その対応は一様ではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android