教宗(読み)キョウシュウ

デジタル大辞泉 「教宗」の意味・読み・例文・類語

きょう‐しゅう〔ケウ‐〕【教宗】

教外きょうげ別伝である禅宗で、自宗以外の宗派をいう語。→教内

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精選版 日本国語大辞典 「教宗」の意味・読み・例文・類語

きょう‐しゅうケウ‥【教宗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 教義主旨
    1. [初出の実例]「これより、一教宗を創立せんと志を立たりしとなり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)
  3. ( 教内の宗の意 ) 禅宗でいう、自宗以外の宗派の総称。禅宗が教外別伝であるのに対し、他の諸宗経論の文字、言句によって教義を説くところからいう。教家(きょうけ)。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

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