敵愾(読み)テキガイ

デジタル大辞泉 「敵愾」の意味・読み・例文・類語

てき‐がい【敵×愾】

《「春秋左伝」文公四年の「諸侯、王の愾する所にあたりて其の功を献ず」から。「愾」は恨み怒る意》
君主の恨みを晴らそうとすること。
敵に対する憤り。敵に対抗し打ち勝とうとする意気。「敵愾の念」

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精選版 日本国語大辞典 「敵愾」の意味・読み・例文・類語

てき‐がい【敵愾】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「春秋左伝‐文公四年」の「諸侯敵王所一レ愾、而献其功」から。「愾」は恨み怒る意 )
  2. 君主のいきどおりをはらそうとすること。
  3. 敵に対するいきどおり。また、敵と争おうとする意気。敵対しようとする気力
    1. [初出の実例]「愚夫愚婦に至るまで感激踊躍敵愾(テキガイ)の志を励まさぬものはこれなく候」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五)

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普及版 字通 「敵愾」の読み・字形・画数・意味

【敵愾】てきがい

怨み怒る敵にたち向かう。〔左伝、文四年〕侯、王の愾するし、其の功を獻ず。

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