文作(読み)モンサク

デジタル大辞泉 「文作」の意味・読み・例文・類語

もん‐さく【文作】

酒席などで即席におかしみのある文句を作ること。また、その文句。
「さまざまの―尽くし」〈浮・禁短気・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「文作」の意味・読み・例文・類語

もん‐さく【文作】

  1. 〘 名詞 〙 酒席などで即席におかしみのある文句を作ること。また、その文句。即興のしゃれや地口(じぐち)
    1. [初出の実例]「興に乗じてまだ所望々々といふ程に、後は大道に出てもんさく、いづれか腰をよらざるはなし」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)七)

ふみ‐つくり【文作】

  1. 〘 名詞 〙 漢詩を作ること。詩作すること。また、その人。
    1. [初出の実例]「いと面白かりし所なりしかば、春秋ふみつくりにものして見しに」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)

ふ‐づくり【文作】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事を作り整えること。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 人をたぶらかすこと。人をだますこと。〔評判記色道大鏡(1678)〕

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