文使い(読み)フミヅカイ

デジタル大辞泉 「文使い」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐づかい〔‐づかひ〕【文使い】

《「ふみつかい」とも》手紙相手に届ける使い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「文使い」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐づかい‥づかひ【文使】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ふみつかい」とも )
  2. 手紙を届ける使い。転じて、手紙。ふだつかい。
    1. 文使<b>①</b>〈年中行事絵巻〉
      文使年中行事絵巻
    2. [初出の実例]「結びめの違ふも知らず文つかひほかに見せずといふがはかなさ〈藤原光俊〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)五)
  3. 江戸時代遊里に出入りして、遊女などの手紙を届けることを業とした人。深川の状使いに対して吉原でいう語。
    1. [初出の実例]「ふみ使引っさく迄を見てかへり」(出典:雑俳・柳多留‐二(1767))

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