文珠山(読み)もんじゆさん

日本歴史地名大系 「文珠山」の解説

文珠山
もんじゆさん

屋代やしろ島の北西部にあり、標高六六二・七メートル。屋代島第二の高山東三蒲ひがしみがま西屋代にしやしろからの登山道がある。山頂一帯は草原状で展望に優れ、瀬戸内海国立公園の一部。

「注進案」は文珠山の様子を「高サ直立五町弐拾五間南ニ有之、形勢は屋代観音山ニ続キ、東南は久賀諸山続キ、嶺尾ハ椋野境青差嶺屋代村境鬼ケ頭山ニ続キ候故周廻難相知御座候事」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の文珠山の言及

【国東半島】より

…大分県の北東部にある直径30~35kmのほぼ円形の半島。半島の中央部に両子(ふたご)山(721m),文珠山(617m)などの鐘状火山が群立し,これら火山群の周囲には緩やかな同心円状の等高線をもった小起伏の山地が広がっている。これは中央火山群より古い地質年代に噴出した豊肥火山活動の系統に属するもので,浸食がかなり進み,放射状谷が形成され,谷底にははんらん原がよく発達している。…

※「文珠山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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